2019年07月10日16:47

前回のAIカラス監視・撃退装置を作成の記事にあるようにRaspberry Piでカラス監視システムを作ったのですが、画像判定に15秒程度かかるということで、Intel® Movidius™ Neural Compute Stick(以下NCS)というものを使用してリアルタイムに画像認識できるようにしました。以下はNCSの公式サイトの本文の一部をGoogle翻訳にかけた文章です。⇓
簡単に言えば、USBにさすだけで画像認識を高速化してくれるツールです。ディープラーニングの学習を高速化するのではなく、既に学習済みのモデルによる画像認識の処理を高速化します。下の動画はRaspberry Piに接続してカメラ画像をリアルタイム画像認識させてみたときのRaspberry Piの画面映像です。⇓
今回は画像認識プログラミングレシピという本を参考にしました。いろいろと自分でLinuxのコマンドを打ち込んで、Raspberry Piにインストールしないといけないのですが、エラーが出まくりで大変でした。ネット検索でGoogle翻訳の力も借りながら、なんとかエラーを解消してインストールにこぎつけました。
インストールには下のサイトがかなり役に立ちました。⇓
RaspberryPi3 (Raspbian Stretch) + Intel Movidius Neural Compute Stick NCSDK v2.05 のインストール
プログラムは下のサイトを参考にしました。⇓
ゼロから学ぶディープラーニング推論
https://github.com/movidius/ncappzoo
GitHubにコードをアップしたので、よかったら見てください。⇓
https://github.com/ktpcschool/deeplearning/blob/master/live_detection_sound.py
概ね上のサイトのコピペですが、NCSの部分を再利用しやすいようにクラス化したのと、画像認識の推論実行部分を最大検出数を10個とし、その確率に閾値を設定し、確率が0.05を超えたものを取得するようにしました。あとはタカの音声を鳴らす部分は前回とほぼ一緒ですが、マルチプロセスにする意味があまりなかったので、シングルプロセスにしました。
前回はCPU温度が80℃近くだったのですが、冷却用のファンを使用したこともあり、だいぶ低くなりました。CPU使用率も低くなりました。また、アクリルパネルを使用して、雨用のカバーを作りました。タカの音声は試してみたのですが、全く効果がないようです。現在、水鉄砲をサーボを使って制御してカラスを撃退するシステムを作成中です。
下はIntel® Movidius™ Neural Compute Stickの公式サイトです。⇓
https://movidius.github.io/ncsdk/ncs.html
Raspberry Piでリアルタイム画像認識(Neural Compute Stick)
カテゴリー │ディープラーニング│Raspberry Pi

前回のAIカラス監視・撃退装置を作成の記事にあるようにRaspberry Piでカラス監視システムを作ったのですが、画像判定に15秒程度かかるということで、Intel® Movidius™ Neural Compute Stick(以下NCS)というものを使用してリアルタイムに画像認識できるようにしました。以下はNCSの公式サイトの本文の一部をGoogle翻訳にかけた文章です。⇓
NCSは、Intel®Movidius™Myriad™2ビジョン処理ユニット(VPU)を搭載しています。 VPUには、4GビットのLPDDR3 DRAM、イメージングアクセラレータ、ビジョンアクセラレータ、およびSHAVEプロセッサと呼ばれる12個のVLIWベクトルプロセッサのアレイが含まれています。これらのプロセッサは、ニューラルネットワークの一部を並列に実行することによってニューラルネットワークを高速化するために使用されます。 ・・・
簡単に言えば、USBにさすだけで画像認識を高速化してくれるツールです。ディープラーニングの学習を高速化するのではなく、既に学習済みのモデルによる画像認識の処理を高速化します。下の動画はRaspberry Piに接続してカメラ画像をリアルタイム画像認識させてみたときのRaspberry Piの画面映像です。⇓
今回は画像認識プログラミングレシピという本を参考にしました。いろいろと自分でLinuxのコマンドを打ち込んで、Raspberry Piにインストールしないといけないのですが、エラーが出まくりで大変でした。ネット検索でGoogle翻訳の力も借りながら、なんとかエラーを解消してインストールにこぎつけました。
インストールには下のサイトがかなり役に立ちました。⇓
RaspberryPi3 (Raspbian Stretch) + Intel Movidius Neural Compute Stick NCSDK v2.05 のインストール
プログラムは下のサイトを参考にしました。⇓
ゼロから学ぶディープラーニング推論
https://github.com/movidius/ncappzoo
GitHubにコードをアップしたので、よかったら見てください。⇓
https://github.com/ktpcschool/deeplearning/blob/master/live_detection_sound.py
概ね上のサイトのコピペですが、NCSの部分を再利用しやすいようにクラス化したのと、画像認識の推論実行部分を最大検出数を10個とし、その確率に閾値を設定し、確率が0.05を超えたものを取得するようにしました。あとはタカの音声を鳴らす部分は前回とほぼ一緒ですが、マルチプロセスにする意味があまりなかったので、シングルプロセスにしました。
前回はCPU温度が80℃近くだったのですが、冷却用のファンを使用したこともあり、だいぶ低くなりました。CPU使用率も低くなりました。また、アクリルパネルを使用して、雨用のカバーを作りました。タカの音声は試してみたのですが、全く効果がないようです。現在、水鉄砲をサーボを使って制御してカラスを撃退するシステムを作成中です。
下はIntel® Movidius™ Neural Compute Stickの公式サイトです。⇓
https://movidius.github.io/ncsdk/ncs.html
この記事へのコメント
記事投稿から随分と時間が経ってしまいますが、最近カラスが異常に増えて困っており、対策を探していて辿り着きました。
InterfaceのAIひょっこり猫では5分毎のキャプチャー画像に対して15秒程度の判定時間がかかっているようで、カラスなどの撃退においてはタイムラグが大きいと思っていましたが、対応されていたのですね。参考にさせて頂きます。
ラズパイ4で似たシステムを中京大のグループが開発しているようです。
file:///C:/Users/messi/Downloads/IPSJ-Z84-1S-05.pdf
カラスの種類が違いますが、ラズパイ4でリアルタイム検知できるシステムがGithubに上がってます。
https://github.com/traumverloren/crow-detector
またカラスの群れを判定している人もいるようです。ドローンで追い込むアイディアはCanonが特許出願していました。
InterfaceのAIひょっこり猫では5分毎のキャプチャー画像に対して15秒程度の判定時間がかかっているようで、カラスなどの撃退においてはタイムラグが大きいと思っていましたが、対応されていたのですね。参考にさせて頂きます。
ラズパイ4で似たシステムを中京大のグループが開発しているようです。
file:///C:/Users/messi/Downloads/IPSJ-Z84-1S-05.pdf
カラスの種類が違いますが、ラズパイ4でリアルタイム検知できるシステムがGithubに上がってます。
https://github.com/traumverloren/crow-detector
またカラスの群れを判定している人もいるようです。ドローンで追い込むアイディアはCanonが特許出願していました。
Posted by お宝探偵団 at 2023年02月16日 23:40
お宝探偵団さん、コメントありがとうございます。
また、情報提供をいただき、ありがとうございます。
つい先日、下のような記事を見つけました。↓
https://logmi.jp/tech/articles/328175
中学1年生がここまでできることに驚きました。
また、情報提供をいただき、ありがとうございます。
つい先日、下のような記事を見つけました。↓
https://logmi.jp/tech/articles/328175
中学1年生がここまでできることに驚きました。
Posted by kt1516
at 2023年02月17日 10:08

中学生の記事は私も読みました。やりきったことに驚きました。
Posted by お宝探偵団 at 2023年02月17日 23:40