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W杯ポーランド戦残り10分の戦い方

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サッカーワールドカップ2018での日本代表のポーランド戦で、残り10分で西野監督の指示した戦い方が話題になっているので、2017年J1、J2のデータを元に、後半30分時点で1点差で負けていた試合(ホームチーム)の試合終了後の得点と失点の差を調べてみました。データはフットボールラボのサイトから取得しました。

結果は下のようになりました。下
W杯ポーランド戦残り10分の戦い方

後半30分時点で1点差で負けていた試合は157試合あり、そのまま1点差負けで終わった試合は90試合、2点差負けで終わった試合は25試合、3点差負けで終わった試合は5試合、引き分けは28試合、1点差勝ちは9試合でした。引き分け以上に終わった割合は(28+9)÷157で23.6%、負けで終わった割合は、(5+25+90)÷157で76.4%でした。

統計を元に合理的に考えれば、西野監督の判断は妥当だったかと思います。ただ、失敗に終わる可能性もあり、失敗していれば、今以上にぼろくそに叩かれていたと思われ、常人ではなかなかできない判断だったと思います。冷静に状況を見極めた素晴らしい判断だったと言えるのではないでしょうか。

とはいえ、ルールを改正することは考慮したほうが良いような気はします。なぜなら、サッカーは勝負事であるとともに娯楽だからです。

なにはともあれ、前評判を覆して決勝トーナメントに進出した日本代表は素晴らしいとしかいいようがありません。個人的に西野監督の素晴らしさは、自分に足りないものが何かをわかっていて、その足りないものを周囲の意見を取り入れて補うことができることだと思います。

アトランタ五輪でのブラジル戦やJリーグのガンバ大阪など、過去の実績は素晴らしい監督ですが、現場から離れていたこともあり、最先端のサッカーにキャッチアップできていたとは言い難かった。そのあたりは実際に世界のサッカーシーンで戦っている選手たちやコーチ、スタッフなどのほうが詳しかったはずです。それを素直に受け入れる懐の深さがあったからこそ、今大会の成功につながったと言えそうです。次のベルギー戦も難しい試合になりそうですが、なんとかいい結果を出してほしいと願っています。

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